Discography

BLESSTUDY / 渡辺学

SIBE MUSIC / SIBE-0109

2016年8月3日ニューアルバム全国発売決定！
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楽曲解説

１、キオク

　ボイスサンプルを貼り付けてという方法でトラックを作り、ひとつのサウンドとして仕上げるということは試作レベルではありますが、これまでにいくつか作ってみたりしてきました。しかし、ラップとかではなくある程度メロディーと歌詞がちゃんとあってという形ではこれが初めて。こういうサウンドを生のライブでエフェクトを多用してセッション的にやってみたいというのは今後の課題でもあります。「最後の時に残せるものはキオク」そう、形あるものはいつかその姿を失います。しかし、僕らが残せるものは、いや、残したいものはキオクだと思うのです。そして人はみんなそのままでいいのです。

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２、Share My Love

　クラブではなくディスコの時代、80’sキラキラディスコチューンとでも言ったらわかりやすいでしょうか？具体的には全てを打ち込みにするのではなく、アナログシンセのサウンドを多用し、そこに生のドラムと生のベースが入った感じにするというがこの曲のテーマでした。そして得意な一人多重コーラスと女性の声をサンプリングして使うという技も多用しました。女性の方が一枚上手な恋愛というのが歌詞のテーマ。しかし、最後は男がリードしていくという（笑）夏の夜のドライブに最高な一曲です！

３、君の生きた証

　アレンジやコード進行などは、これとはかなり違うものではありますが、この曲はかなり昔に作って（カセットテープ時代）そのまま長い年月寝かしたままの曲でした。なぜ今回これをわざわざ形にしたか？それは僕の仲間の大切な人を失った人への応援歌として届けたかったからに他なりません。そしてさらに定成クンゴのドラムとミックスアレンジで全く違う曲として生まれ変わりました。

４、風が生まれる丘

　数年前、友人（キャンプ仲間）のアウトドア結婚式のために書き下ろした曲で、自分でも恥ずかしくなるくらいピュアでストレートな歌詞にして何年経っても色あせないようにと、シンプルな言葉を選んで作詞をしました。サウンドは定成クンゴプロデュースで彼のブレーンのミュージシャンを起用し、ギターやベース、オルガン、トランペットなどを贅沢に散りばめた、めちゃくちゃポップで爽やかな一曲にしあがりました。そんな友人も今は二児のパパであります（笑）

５、Ordinary Days

　ある女性シンガーに歌って欲しいなぁとイメージして数年前にストックしていた未公開曲です。当時、自分でいろいろ歌ってみたものの、メロディーの歌い回しの難しさから、仕上がりに納得できず、このままお蔵入りかもなと思っていました。しかし、どうしても形にしたくて改めて歌詞とメロディーラインを見直し、再録しました。歌の技量も歌詞の言葉や僕の思考も、この曲ができた当時の僕には無かったんだなと、歌を録音している時に思いました。歌を録り終えた時「ああ、この歌を形にするために今回のプロジェクトがあったんだな」思うくらいです。自分で何回きいても、いろいろな思いがこみ上がるそんな曲になりました。

６、その指先で

　大好きなアナログシンセサウンドを多用して、ポップでちょっとコミカルで、それでいてキュンとくるような歌にしようとおもってできちゃった曲です。実はこれにもそうとうな数の僕の声が重ねられていて、僕が16人はいないと、再現不可能なのです。後半の間奏のシンセソロからの転調とコーラスがなんとも良い感じ！渋谷朝帰り、そんなシチュエーションがあったのか？とか突っ込まないようにw

７、あなたの歌が聴こえる。

　この歌はこれまでのライブでもなんども歌ってきましたし、また、iTunesでの配信と限定記念CDとして販売もしていたのでご存知の方も多いはず。改めて今回は2016 Remaster Ver.という形でこのアルバムに入れました。マスタリングというCD化する上で最終工程でどこまで音が変わるのか？よくなるのか？それを知りたいと思うのと同時に、この手の女性目線の歌詞世界が僕の重要なスタンスでもあると再確認したからです。

８、この夜の中で

　おやすみの前に聴くようなそんな優しくてエロスもあって甘くて切ないそんな曲を作ろうとまず歌詞からできた歌です。でもフタを開けてみたら結構こってりになっちゃて、そのまま「おやすみ」というか、ちょっと目が覚めてしまう感じのラストの僕のフェイクがなんとも僕らしい一曲かと。なので最後から二番目に収録させてもらいました。

９、「ありがとう」と「サヨナラ」を

　僕が講師を務める、MI Japan東京校の卒業式ソングとして作った曲で、MIの卒業式でしか歌ってきませんでした。でも訳あっていろいろなパートを再録して形にしました。渋谷の国道246号線、それと並行している駅からMIまでの坂道、そして渋滞の高速道路を見たことある人ならかなりイメージできると思います。タイトルでもある「ありがとう」と「サヨナラ」がこのメインテーマですが「愛しさ」と「優しさ」から生まれてくるこの想い信じて～が、大人になったという感じでしょうか？